カスタム車は車検に通る?保安基準・NG例・確認ポイントを徹底解説

カスタム車に乗っていると、

「この状態で車検に通るの?」「社外パーツを付けても大丈夫?」「ディーラーに断られたけど本当にNG?」と不安になる方も多いでしょう。

結論から言うと、カスタム車でも保安基準を満たしていれば車検に通ります。

ただし、タイヤのはみ出しや最低地上高不足、灯火類の色など、一見分かりにくいポイントで車検に通らないケースもあります。

この記事では、全車種共通の車検基準車検で落ちやすいカスタム例を分かりやすく解説します。車検前のチェックにもぜひ役立ててください。

カスタム車でも車検に通る条件

カスタム車だからといって、必ず車検に通らないわけではありません。

車検では、国が定める保安基準を満たしているかどうかが重要です。保安基準を満たしていれば、社外パーツを装着していても車検に通る可能性があります。

一方で、タイヤのはみ出しや最低地上高不足、灯火類の色や明るさなど、保安基準に適合していないカスタムは車検に通りません。

まずは、どのような基準で判断されるのかを確認しておきましょう。

車検で確認される主な基準一覧

※以下は代表的な基準です。車種や年式、取り付け状態によって判断が異なる場合があります。最終的には検査員の判断となるため、不安な場合は事前に確認しましょう。

項目 主な基準
最低地上高 9cm以上
ヘッドライト 白色・6,400カンデラ以上・光軸が適正
色温度 目安は4,000K~6,000K
ウインカー 橙色(アンバー)・点滅速度が基準内
テールランプ 赤色・正常に点灯
ブレーキランプ 赤色・十分な明るさ
バックランプ 白色
ナンバー灯 白色
タイヤ・ホイール フェンダー内に収まる
マフラー 車検対応品・騒音基準内
スモークフィルム フロント3面は透過率70%以上

ここまで紹介した基準は、車検で特に確認される代表的なポイントです。

ただし、車種や年式、取り付け状態によって判断が異なる場合があります。

ここからは、それぞれの基準について詳しく解説していきます。

ヘッドライトの車検基準

ヘッドライトは車検で特に厳しく確認される項目です。色だけでなく、明るさや光軸、レンズの状態なども検査対象になります。

項目 基準
ライトの色 白色(古い車種は淡黄色も可)
明るさ 6,400カンデラ以上(ロービーム測定)
光軸 基準位置を照らしていること
色温度 4,000~6,000K程度が一般的

ライトの色

ヘッドライトは白色が基本です。古い車種では淡黄色が認められる場合もありますが、青色や紫色に見えるライトは車検に通らない可能性があります。

明るさ

ロービーム測定では6,400カンデラ以上が基準とされています。LEDやHIDへ交換した場合は、光量不足で不合格になるケースもあるため注意しましょう。

光軸

ライトが明るくても照らす位置(光軸)がズレていると車検に通りません。バルブ交換後や事故・段差の衝撃などでズレることもあるため、事前点検がおすすめです。

色温度

車検で色温度(ケルビン)の数値が直接決められているわけではありませんが、4,000~6,000K程度が白色に見えやすく、車検にも適合しやすいとされています。8,000K以上は青白く見え、不適合になる場合があります。

ウインカーの車検基準

ウインカーは色や点滅速度、視認性などが確認されます。社外ウインカーやシーケンシャルウインカーへ交換している場合は、保安基準を満たしているか確認しましょう。

項目 基準
橙色(アンバー)
点滅回数 毎分60~120回
点灯状態 正常に点滅すること
シーケンシャル 保安基準適合なら車検対応

テールランプ・ブレーキランプの車検基準

テールランプやブレーキランプは、色や明るさ、球切れの有無などが確認されます。スモークレンズへ交換している場合は特に注意が必要です。

項目 基準
テールランプ 赤色
ブレーキランプ 赤色・十分な明るさ
バックランプ 白色
球切れ すべて正常に点灯すること

最低地上高の基準

ローダウン車や車高調を装着している車は、最低地上高が保安基準を満たしているか確認されます。

項目 基準
最低地上高 9cm以上
確認場所 マフラー・メンバー・エアロなど

マフラーの車検基準

マフラーは「音が大きいか」だけでなく、車検対応品かどうかや排気漏れの有無も確認されます。

項目 基準
騒音 近接排気騒音基準を満たすこと
マフラー 車検対応品(JQR・加速騒音認証など)が安心
排気漏れ 排気漏れがないこと

社外マフラーでも車検対応品であれば車検に通る可能性があります。ただし、排気漏れや経年劣化で騒音が大きくなると不合格になる場合があります。

タイヤ・ホイールの車検基準

タイヤやホイールはサイズだけでなく、フェンダーからのはみ出しや溝の深さも確認されます。

項目 基準
タイヤのはみ出し フェンダー内に収まること
1.6mm以上
ナット 緩み・脱落のおそれがないこと

ワイトレやスペーサーを装着している場合は、タイヤがフェンダーから出ていないか特に確認しましょう。

スモークフィルムの車検基準

スモークフィルムは貼る場所によって基準が異なります。

項目 基準
フロントガラス フィルム貼付は基準に注意
運転席・助手席 可視光線透過率70%以上
後部座席・リアガラス 濃いフィルムでも基本的に装着可能

運転席・助手席は透過率70%以上が必要です。見た目では判断できないため、施工店などで測定してもらうと安心です。

よくある質問(FAQ)

Q. カスタム車でもディーラー車検に通りますか?

保安基準を満たしていても、ディーラー独自の基準で入庫を断られる場合があります。不安な場合は事前に確認しておきましょう。

Q. 車高調を付けた車でも車検に通りますか?

最低地上高が9cm以上あり、保安基準を満たしていれば車検に通る可能性があります。

Q. 社外マフラーは車検に通りますか?

車検対応品であり、騒音基準を満たしていれば車検に通ります。車検非対応マフラーは不合格になる場合があります。

Q. LEDヘッドライトなら車検に通りますか?

光量や配光、光の色などが保安基準を満たしていれば車検に通ります。社外品は事前に確認することをおすすめします。

Q. タイヤが少しはみ出していても車検に通りますか?

タイヤやホイールがフェンダーから大きくはみ出している場合は、車検に通らない可能性があります。事前に確認しておきましょう。

まとめ

カスタム車でも、保安基準を満たしていれば車検に通る可能性があります。しかし、ヘッドライトやウインカー、マフラー、最低地上高、タイヤ・ホイールなどは細かな基準が定められており、一つでも基準を満たしていないと車検に通らない場合があります。

この記事で紹介した基準は、車検前のチェックポイントとして活用できます。ただし、車種や年式、取り付け状態によって判断が異なるケースもあるため、不安な場合は車検を依頼する整備工場やディーラーへ事前に確認しておくと安心です。

事前に愛車の状態を確認し、安心して車検を受けられるよう準備しておきましょう。


コメント